SMAP
日テレのSMAPの特番で、「中国・瀋陽の日本総領事館で起きた北朝鮮の『ハンミちゃん一家駆け込み事件』をパロディーにしたコーナーが放送され、同局に100件を超える抗議電話が寄せられた」っていうのがニュースになっていて思ったんだが、昨日の書き込みといい、おとついの書き込みといい、けっきょく、根っこは同じコレなんだわね。
つまりさ、物事を揶揄するとき、パロディーにするとき、あるいはジョークのネタにするとき、それが自分より強いものか弱いものかっていうのが重要な判断の分岐点になるわけさ。つまり、相手が権力を持っているかいないかが肝心な要素なの。権力を持っているものには揶揄していいのだよ、ぜんぜんかまわない。ところが、その相手が弱者の場合、揶揄とかパロディーはたんなる脳天気な弱いものいじめや差別や侮辱に直結する危険をまとうわけさね。
そういうことを考えたことがないんだ、昨日のプロデューサー氏もこの日テレの同様氏も。でもそれって、本当はメディアに働く者はきちんと押さえなければならないところなのよ。だって、そういうこと考えてないのって、かっこわるいもの。そういうかっこわるいことは、とても放送でパブリックに流すことなんてできない。そうでしょ? 飲み屋でのプライヴェートな戯れ言じゃないんだからね。
さて、そうすると次に弱者とは何か、権力とは何か、という話になるけど、ま、それはここではまだいいね。
本日は眠たいのでここまで。