ゲイプライドの歩き方
えー、書き込みを怠るとけっこうこれって、すぐに間が空いてしまうものなのだね。ってぜんぜん当たり前だわな。
さて、今年のNYゲイプライドのテーマは「ピースとプライド」っていうんですね。「ピース」って出してくるわけですよ。ふむ。アメリカの平均的な国民とは正反対に、イラク戦争に半数以上が反対したニューヨーク市民ならびにゲイ市民になんとふさわしいテーマでありましょうか。
プライド週間初日の22日(日)には、42丁目の市立図書館の裏手のブライアントパークで午後2時から4時間にわたって歌あり踊りあり朗読ありの「ザ・ラリー」という祝祭イベントがありました。13丁目のゲイコミュニティーセンターでは映画会やレクチャーやパーティーなど連日いろんな企画が行われています。
この29日(日)にはすでにこれも恒例の「ウェディング・パーティー」が午前10時から五番街の59丁目、プラザホテル前のグランドアーミープラザで執り行われます。これは同性間でも結婚と同じ社会的利益と保証を、というプロパガンダですね。ところでカナダが同性間結婚を合法化しちゃうっていうんで、もう、アメリカのゲイカップルたちはこの夏は休みを利用してカナダで結婚しようとウズウズしてるんですが、アメリカは宗教かつ政治的なパワーゲームが続いていて、結婚はまだ先ですね。
そしてもちろんその後は数十万人のプライドマーチ。そのマーチの終点、ワシントン・ストリートのクリストファーとスプリング・ストリート間で、朝11時から夜10時半まで「プライドフェスト」と名付けられた露店も並んでいます。
恒例のダンスパーティーも準備万端。ハドソン川と13丁目のぶつかるピア54で、午後4時から夜11時まで「ダンス・オン・ザ・ピア」の開催です。10時半からの花火も見もの。ここはチケット($54、$124)が必要。詳細は「www.nycpride.org」まで。
ということで、私たち日本人もプライドマーチを歩きます。例によって浴衣姿。
もし参加したければ、29日日曜日の当日、53丁目の五番街とマディソンの間に午前11時半までにぷらぷら集まってください。そこにAPICHAというアジア人向けのエイズ支援団体の一行が集合することになっています。私たちも「ジョーズ(JAWS=Japanese AIDS Workshop Series」という団体でそれにくっついて歩くわけです。ま、浴衣のない人でも普段着で参加けっこうですよ。あるいはすごいコスチュームでいらしてもウェルカム。つまり、だれでもウェルカム。だって、このマーチはみんな違うってことを認め合うのがテーマですからね。