お笑い種
ブルシットのネタに困ったときは産経抄だね。
昨日のはまたまた開いた口が閉まらなかった。
ちょっといいかな、全文引用
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「え、日本とアメリカが戦争したことがあったの? それでどっちが勝ったの?」と聞く子がいるといわれたことがある。とんでもない話、困った話の例として挙げられたが、十二月八日はその日米開戦の日。その日から六十二年がたった。▼日本が大東亜戦争に駆り立てられた動機ははたして「侵略」にあったのか。明治維新によって近代国家になった日本にとって、ロシアの南下政策は大きな脅威であり、アジアへ進出した西欧列強も日本をおびやかした。しかし「列強に伍して自国を守ろうとした」という主張は東京裁判で封じられた。▼ところが日本占領の元帥マッカーサーは一九五〇(昭和二十五)年十月、大統領トルーマンとのウェーク島会談で「東京裁判は誤りだ」と告白したという。翌五一年五月の米議会聴聞会で次の証言も、近年注目されている。▼「原料の供給を断ち切られたら、一千万人から一千二百万人の失業者が日本で発生するだろうことを彼らは恐れていました。したがって彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。」▼マッカーサーは日本は自衛戦争をしたと述べたのだが、そういう日本の「戦争責任」がいまもしばしば論じられている。執拗(しつよう)に責任を追及するものがいる。しかしもし戦争を起こした側に責任があるとすれば、戦争を起こさせた側にもそれがあるはずである。▼イラク戦争を見ればはっきりするだろう。先制攻撃をしたのはアメリカだが、ではその単独行動主義の戦争責任だけが責められるのか。サダム・フセイン政権のクルド人虐殺やテロ支援や独裁や専制に問題はないのか。戦争責任をいうなら戦争を起こさせた側にもあるというべきだろう。
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ね〜、すごいっしょー。
ふつう、書いてて気づくよねえ、あ、やべっ、とかさ。
「戦争を起こさせた方にも責任がある」って、これ、禁句でしょ?
だって、そうなるとフセイン政権のクウェート先制攻撃も認めざるを得なくなる。
それどころか、世界貿易センターを破壊させたきっかけを作ったアメリカも悪い、ということになる。
それどころか、フセインに武器を貯めさせるようなことをしたアメリカも悪い、って、そういうこと、言いたいわけではなかったのでしょうが、あの産経抄だけ書き続けて30数年のI御大は。
こういうの、いじめ問題でもそうだよね。
「いじめは、いじめる側だけではなく、いじめられる側にも、いじめを起こす何かがあったのだから、それは悪い」ってのと似てるでしょ。これって、戦争とはメカニズムが違うけどある部分でじつに極めて産経抄的に同じでね、産経抄のこのおっさんがいじめに関してどんなことを書いてるか検証してもいませんが、きっと、こういうこと、言ってると思うよ。きっとじゃなく、絶対に言ってるね、こいつは。
この人、前のジェンダーフリーの時もそうだったけど、ほんとうにバカなんだと思います。
産経東京本社も、確信犯というより、ここまでくると無慈悲だね。
かわいそうだと思わないのかしら、こういう人を堂々と一面で晒し者にして。
それとも、何? あれ、わざと逆説を暗示してるの? 身を捨ててのすごいシニシズム?
へっ、まさか、そんな高度な芸当、できるわけ、ねえよなあ。
ね〜?