少子化を助長しないために
昨日のサンフランでの同性婚は14日のバレンタインデイということもあって、市庁舎をぐるっと取り巻くほどの多数の申請者がいたそうである。
やっぱりね、ニューヨークの日本人社会でもそれを話題にする人たちが出てきましたね。ニュースででかでかと取り上げられているからね。それでも、これまでの蓄積がないから、この事象に対応するのはやはり大変なんだと思う。こんなにもいろんな前兆があって、伏線もあって、攻防もあからさまだったにもかかわらず、知らんぷりしてきたからいまになっていったい何だ何だと慌てることになる。
そんで本日もまたそんな方とこの件で話をしてみたのだが、いや、彼はこれで「世の少子化を助長することになるんじゃないか」と本気で心配なさっていた。
そんときに気づいたんだが、まあね、ゲイビアンなんてのはまあ人口でいえば5%〜10%でしょ、そんで、そういうのとは関係ない90-95%の社会が少子化に“悩んでいる”のかもしれないけど、ゲイビアンはもとより数字に入っていないのだから、どうしようが少子化は関係ないのだ。で、しかし、「多子化」には関係できるって、気づいてた?
もとより数字に入ってなかったゲイビアンが結婚するでしょ。するってえと安定した次にはやっぱり子供が欲しくなるってなもんよ。するとビアンたちは人工授精で子供を産もうとするわね、さらに雄のゲイカップルたちも養子もらいたいと思ったり自分の精子の落ち着き先つまり代理母を求めたりするわね。するってえと、子供産まれるわ。これって、ゲイビアンの結婚を認めることは、たった5〜10%の援軍だけれど、少子化を防ぎたいと声高に唱えるものたちの味方になるってことですわ。
同性婚は少子化を助長するどころか、それとは逆の効果をもたらす。
これ、結構使える言い方でないかしら? ま、それもこれも、「同性愛は少子化を助長する」ってなバカな妄想をもってるような連中のためにバカな論理を持ち出して折伏するしかないという、そういうレベルでの話だけどね。