なんかいやらしい国だなあ
人質の解放が行われて、よかったよかったと思っていたら、自民党議員どもから自己責任論が噴出してるんだそうだ。まったくねえ、こいつら、いったい政府を何様だと思っているんだろう。政府とは、公僕の集まりなんだぜ。自国民を保護・救出するのが義務なんだ。下僕なのよ。それがなにを偉そうに、「政府のいうことを聞いてないからこうなった」だなどと、まるで政府が「日本」であるかのような物言いを。
これじゃ全体主義国家ではないかよ。大政翼賛、国家主義。そういう基本的なことも分らんのが政治をやっているということだ。
おまけに小泉まで「3人の解放について「大変難しい交渉だった。関係者や関係国に協力・支援いただき、感謝している」と語った。」(朝日・コム)だと。政府は本当に交渉したのか? その交渉が功を奏して解放されたのか? 違うだろうが。逆でしょ。
逢沢はアンマンだかで指くわえてなにもできなかったわけでしょう? 日本政府はこの解放にはむしろ抵抗勢力として働いたわけだよ。それがまるで自分が解放させたかのように。なんだよ、それって。日本政府の今回の自衛隊派遣が本来の友好的な日本像を逆転させて3人の拉致・誘拐を誘ったわけだ。謝るのは3人ではなく日本政府ではないのかね。
イラク復興支援の活動には別の路がたくさんあった。なのにそれを検討することもなく対米追随の路を選んだ。だからこうなった。猛省すべきは3人ではなく小泉政権だ。そんなことも分らんで論理をすり替えてまるで自分の手柄のように、居丈高に3人を叱責するアホどもがうじょうじょしてる。卑しい、さもしい、とんでもない国だ。本質を押さえないでシレッとして権力的に振る舞うとは、まったく、つくづく、なんとも馬鹿げて怒り心頭なのである。これだもの、いじめや嫌がらせがはびこるわけだよ。あー、腹が立つ。