“経験”ってねえ……
まあ、いちいちコメントすべきことでもないんだろうけどさ。
スポニチの記事だって、これ。
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オダギリ“経験”生かして演技
オダギリジョー(28)、柴咲コウ(23)主演の映画「メゾン・ド・ヒミコ」(監督犬童一心)の製作発表が19日、都内のホテルで行われた。
フィリピンに実在するゲイ専門の老人ホームに着想を得たオリジナルストーリー。米留学時代のルームメートがゲイだったというオダギリは「すごいショックでしたが、タブーを乗り越える何か、普通の生活では感じ得ないものに興味はあった」と、初挑戦の役どころに“経験値”で勝負する構え。ホームの住人役で本物のゲイも出演しており、柴咲は「話し方やしぐさがきれいで、“負けた”と思いました」と苦笑い。来年公開予定。
(スポーツニッポン) - 10月20日
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バカじゃないの、このコメント? スポニチの記者の引用間違いじゃないなら、何言ってるか、意味通じないが、何を言いたいんだろ? 柴咲も「負けた」で笑い取る時代じゃないだろがねえ。これ、原稿自体がアナクロなんだなあ。「本物のゲイ」って、あはは、力抜けちゃう。「経験値で勝負する」って何なんかしら?
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って思ってたら、やっぱ、他のスポーツ紙もみんな同じような書き方でござんした。オダギリジョーの発言もぜんぜんニュアンスが各紙でまちまち。そのへんのことを意識しないで発言しちゃうと、こんなふうにバイアスがかかるわけです。ま、みなさん、頭っからそういう文脈なんでしょね。
いちいち目くじら立てるほどじゃあないのかねえ。もともと、ジャーナリズムじゃないんだもん。スポーツ紙の芸能部って、ほんと、業界癒着の最たるもんだから。音楽担当なんて、レコード会社から送られてくるサンプルCDを自分のうちに持って帰って、貯まりに貯まったそのCDの重みで二階の床が抜けたってひとを私、知っております。太鼓持ち、提灯記事。たしかに芸能欄ってのはそういう輩の書くような記事の吹きだまりです。