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イギリスでも“結婚”

イギリス人の恋人がいて、この夏にニューヨークを引き払ってロンドンのその彼のもとに行ってしまった日本人の友人から、英国上院でシビルパートナーシップ法案が会期切れ一日前に可決したというメールが飛び込んできました。しかも251対136の大差。よかったね、イギリスに住んでる人たち。保守党党首のマイケル・ハワードもこの法案を支持してたというから、イギリスもこれで同性カップル認知においてとうとう21世紀に入ったわけですな。

私の友人も、これで恋人と“結婚”して,晴れてイギリスの永住権も獲得できるわけです。メールの文面から、うれしそうな様子が伝わってきました。この法律がなければつねにビザの更新を心配しなくてはならないし、そのことで疲弊して恋人との仲も悪くなるカップルはたくさんいるのです。かなしいことに、「愛」は物理的なものに勝てないこともあるんだよね。

なぜか、アメリカのメディアは完全無視で、英国関連ではキツネ狩り禁止法が成立というニュースばかりです。「結婚」じゃあないからかしら? 不思議だなあ。今夜あたりのニュースに出るのかなあ。

しかし内容は結婚とほぼ同じです。名前が違うだけ。
年内に女王のお墨付きをもらって法律として成立します。それからこのパートナーシップ法に合わせて税法とか年金法だとかの書き換えが行われて地方の役所段階でも受付業務変更の訓練なんかもやって、来年の秋には晴れて同性“結婚”第一号が誕生する見込みです。
イギリスのゲイサイトでは早くもみんなの喜びの声の書き込みが殺到しています。そういうのを読んでるだけで幸せな気分になれます。いいなあ。よかったなあ。

翻ってアメリカは、という話はやめましょう。
ブッシュの新しい駐日大使になるやつが、トマス・シーファーだそうです。やっぱりテキサス人脈で、石油や天然ガス、野球がらみでブッシュのビジネスパートナー。

ね、こりゃやっぱり、完璧な論功行賞政権ですわ。

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