小泉解散?
弟の四十九日法要のためまた帰省中です。ところが今夏の北海道もまるで北海道じゃないみたいに暑い日が続きます。おまけに尋常じゃないほど蒸すんだ。まいったね。
弟の息子である4年生の甥っ子が夏休みにどこかに行きたいというので土日を使って高校時代の友人たちを呼び出し、積丹半島の海水浴場に一泊のキャンプをやってきました。ちょうど同じ年齢の子供もいてね、カニや貝やエビなんかも捕まえて大喜びしてましたわ。食事はジンギスカン。翌朝は隣のテントからお裾の牛肉処理のためにビールでシチューつくったらこれまたうまかった。甥っ子ははしゃぎ疲れで帰ってくる車の中ではもちろん爆睡。私は茹でガニみたいに日焼けで真っ赤です。いま体が火照って起きだしてきたところ。庭のキュウリをすりおろしてヘチマコロンの代わりに顔や体に塗ったくったところっす。これ、けっこう効きますよ。
さて本日は小泉解散の日ですか。
わたしが小泉だったら解散はしないと思うんだけどね。
解散総選挙って、総理が信念の正否を問うものだけど、解散総選挙になって、「小泉の信念やよし」とする者がどういう投票行動に出れば「よし」ということになるのか、それがまったくわからないでしょ、今回。
小泉支持だから自民党に入れる? それは郵政法案をつぶしたところへのミソも糞も(失礼)いっしょの投票行動ですよね。たとえ亀井一派が新党を作って戦うと言っても、当選後は自民党に戻るって言ってるんだから同じこと。
つまり、解散総選挙をしたって小泉支持、郵政民営化賛成の意思の表明のしようがないわけですよ。そんな選挙なんて、小泉にとってはやるだけおかしい。それでもとにかく選挙ではぜったいに自民党批判票が増えるでしょ。そうすれば、結局は自民党敗北=下野の責任も小泉が自分で取ることになってしまう。 おかしいやな、そりゃ。
そんな損な役回りを彼がやるかなあ。 森は「変人以上だ」って言ったらしいが、それとは別の意味で、総選挙をやるってのは「変人以上」ですわね。
わたしなら辞職しますね、総理も総裁も。「いつも言ってたでしょ、総理総裁の職に恋々としないって。私の腹を、わかってなかったんだなあ、みなさん」とか言ってさ。
そんで次の総裁総理が自民党から出てくるわけですよ。
すると支持率15%ですよ。
するとそこでこそ総選挙だ。
そうやって下駄を預けてから、自民は総選挙敗北ですよ。小泉を辞めさせた党ですからね。ここで初めて郵政民営化賛成、小泉支持の投票行動が現れる、表し得るわけでね、結果、その敗北の責任を自分とは別物になった自民党に取らせることになるわけですよ。
そんでもって、郵政民営化公約毀損の鬱憤を、もう1つのかねてからの公約、「自民党をぶっ壊す」の成就で晴らすんだなあ。
そんなこと、どこの新聞も書いてないが、そういうシナリオ、あるんじゃないですかね。ま、あと十数時間でわかることですが。