エレンがオスカー司会者に
アウト・レズビアンのエレンが来年のオスカーの司会に決まりました。女性としてはウーピー・ゴールドバーグに次いで歴代2人目。エレンって、このところ毎日午前10時から1時間のトーク番組「エレン・デジェネレス・ショー」が人気で(私も見とります)、これをトークショー王者オプラ・ウィンフリーの「オプラ」にぶつけて午後4時からに編成替えになったばかり、というノリノリムード(昭和語)。
エレンって、日本だと彼女が話しているのを見たことのある人は少ないでしょうし吹き替えじゃ意味がないんだけど、見ていてほんとに嫌味がないっていうか、ジョークもすごくさらっとしているしなんとなくほんわかしていてきれいなのです。ゲストとのトークも粘着質じゃない、むしろはずしている部分がおもしろい、しかもしっかりエッジーなんだが意地悪じゃない、という感じ。そういう意味でもじつに頭のよいチャーミングな女性です。見た目どおりっていえば見た目どおりですわ。
司会業でもね、2001年の9/11の直後のエミー賞の司会をやって、で例の、その年のオスカーで白鳥の変なドレスを着て登場したビョルクをパロってとんでもなく大きな白鳥の首巻きドレスを着て登場してみせて、うちひしがれていた観客・視聴者を笑わせた。あのとき、ああ、こんなときの笑いはこれしかないなって思ったもんです。いま、48歳。何度か顔を引っ張ってるけど(白人の女性は特に大変なんだよね)、いまでもとてもキュート。
さあ、今度は何を着て司会するんでしょうね。エレンは「タキシードにキュロットかしら? なんていうの、あれって、スコート?」とコメントした後で、「そういや、まだあの白鳥のドレスをもってるわ」と言ってました。ま、そんなことはないでしょうけど。
オスカーの司会はこのところ、ロビン・ウィリアムズからビリー・クリスタル、ウーピーにデイヴィッド・レターマン、そしてこないだのクリス・ロックと続いてたけど、これをするってのはアメリカの当代きっての人気コメディアン・コメディエンヌってことです。
最近のビアンはナブラチロワが全米オープンでダブルス優勝、モレスモのウィンブルドン優勝(全米じゃシャラポワに初敗戦だったけど)と、頑張ってるねえ。日本でも尾辻さんだし。