福田ってやつは
けっきょく、とどのつまり自民党には現在、政権担当能力がないということなんでしょう。政権投げ出しが2回続くと、信頼は地に堕ちる。
福田の個人的な性格ってのもあるでしょうが。やる気がない、というか、やりたくないんだわね。初めからそうだった。というか、今から思えば、福田は森にそそのかされた小沢・民主との大連立のみにかけて政権を担ったのかもしれないですわね。それが失敗した段階で福田政権の存在理由はなくなったのです。洞爺湖サミットまでのただの時間つぶしだったわけだ。
記者会見最後の質問「総理の対応は国民からみんな他人事のようだと言われているが」に対して、「あなたは他人事のようだと言うけれどもね、私は自分を客観的に見ることができるんです! あなたとは違うんです!」って気色ばんだのはとても子供っぽくて聞いてられなかったですね。官房長官時代からそういう言動はまま窺えてたんですが。
さて自民党だって麻生か百合子かって選択でしょう。この選択はないわなあ。福田退陣というより、自民党自体が自ら退陣するような雰囲気になっていくでしょう。
総選挙の流れは加速するはずです。
次期政権もつなぎでしかなくなります。
そのつなぎを、お調子者の麻生は受けるしかない。
小池百合子ねえ、どうなんでしょう。
わたしにはわかりませんわ(他人事……)。
Comments
北丸さんのブログの大ファンです。理屈ぽいのにHぽい、世の中の眺め方がとてもおもしろいです。北丸さんはいつもニューヨークに住んでいるのですよんね。どうしてこんなに日本の情勢に詳しいのですか?とても不思議です。
いつか北丸さんに会っていろいろ話しをしたいです。グログ楽しいです。いっぱい書いて下さい。
Posted by: 清野正志 | September 12, 2008 12:54 AM
清野さん
コメントありがとうございます。おまけにお褒めに預かり恐縮です。
いまはネットでいろいろニュースを知ることもできるし、じつはNYではNHKの日本語放送も見られるんです。ニュースはそうやってチェックしています。
ところでこのブログを書いたあとで情勢が一変しました。自民党はほんとうにこういうところがしたたかで、福田も、唯一の功績がこの退陣だったということになりそうな総選挙への流れです。
麻生って、そんなに人気があるのかなあ。その辺をこれを書いた時点で“読めて”ないのは、やっぱりそれは私が日本にいないからでしょうね。お恥ずかしい。
Posted by: きたまる | September 12, 2008 01:34 AM