ashes to ashes
ちょいと間が空きました。
NYの長年の友人が手術後の吐血で亡くなってしまって、手術するとなんだかみんな死んでしまいます。まあ、手術しないと生きてられなかったのも確かなんですが。
彼のお葬式にはNY仏教会としては前代未聞の100の花と延べ800人もの人が集まって、「香典袋がどこでも売り切れてしまってて……」と普通の封筒で恐縮しながらお香典を差し出す人も多かったです。NYの日本スーパーや紀伊国屋で売っている香典袋の合計数なんて知れていますが、それでも改めて彼の生前の付き合いの範囲の大きさに感心しました。
式後、初めてブロンクスにある霊園に行って遺体を荼毘に伏しました。ヴァン・コートランド公園の横にあるこれまた大きなウッドローン墓地。きれいなところでした。でも、日本の火葬と違って、返ってくる遺骨は「お骨」というよりも「灰」だそうです。そういや、お骨って、英語では ashes であって borns じゃないんですものね。形の残るお骨はなんだか勝手に舞台裏で捨てられて、さらさらの灰だけが骨壺に入って返ってくるそうです。うちの義経が死んだときもそうでした。ちっちゃなブリキの缶に、さらさらの灰が入ってました。ashes to ashes という言葉もありますし。
合掌。