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モレスク

2006-01-16
グリルも充実で、フレンチなのかイタリアンなのか
いわゆる看板のない業界人御用達のその筋で超有名なレストラン
モレスク

東京・港区白金台5-3-3
TEL 03-3445-2880

前菜
 ポロネギのマスタードヴィネグレット
 プンタレッラのアンチョビドレッシング

豚バラ肉の黒酢ソース煮込み
サバのスモークにキャベツとアンチョビのソテー
ジャガイモのトリュフ掛けバターヴェネグレットの温菜
豚肉のコンフィとセップ茸のソテー
ホワイトアスパラガスの半熟卵載せ
わさびのリゾット

2人で
生ビールとシャンペン1杯ずつ
グラスワイン(銘柄忘れた)
 サンセール3杯
 ムルソーのシャルドネ1杯
 ブルゴーニュの赤 2杯
食後酒(マール、グラッパ=オルネライヤ、自家製レモンチェッロ)
デザート(クレームなんとか=マスカルポーネかな? チーズ風味のほわほわクリームのカシスソース掛け)

また満腹っす。
ここはね、この日が3度目なんだけど、今日が一番美味しかった。
ドワを開けると山田くんと前田くんという、相似形の2人のウェイターがシンクロダンスのように振り返っていらっしゃいませといってくれるの。相似形と言っても山田くんはポッチャリ体型、前田くんはスリムなんだけど、雰囲気が絶妙によろしい。前田くん、27歳なんだって。そんで清潔感あふれるさわやかな若者、んで、なんかとってもかわいいの、って、料理ではなくスタッフを書いてどーする。料理は、これまたシェフが目元涼しげなイケメンで……。

えっと、ここの料理はわりと簡単です。素材さえ見つかればホームパーティーにすぐ応用できるような、そんな気の利いたヒントにあふれてます。奇を衒わないというか、とても素直な、肩の凝らない高級感というか、いや、やっぱり清潔感なんだろうな、ここは。

サバのスモークが美味しかったあ。
それとプンタレッラもよろし。プンタレッラって、イタリアのチコリの一種なんだろうね。苦みと根菜のようなコリコリした茎の食感が珍しい。こういう野菜、日本でも作ってるんだなあ。楽しいね。
セップ茸というのはイタリアではポルチーニね。それを豚のオイル煮込みというか、コンフィでちょっとカリカリ気味の切り身といっしょにさっとソテーするわけ。豚コンフィの塩加減と食感と、それがセップのむっちり感と相まって、いいねえ、大将。
それとわさびのリゾット。お米だけじゃなくて押し麦も入れていて、米のアルデンテと、押し麦のプクプクプリンとした食感の違いがこれまたいいんだ。上にのせた山盛りの大葉の千切りがまず口に広がるでしょ、そんでその奥からわさびの香りが立ち上ってくる。バックグラウンドにはふんだんなパルミジャーノのナッティーな甘さとしょっぱさ。絶品。でも、ほら、こうしてわかっちゃったらなんだか自分でも作れそうな感じがするでしょ。でもそれでもいいのです。美味しくて、しかもそういうちょっと啓蒙的っていうか、日常レヴェルでのほほうというお気づかせってのがうれしいじゃありませんか。

この日は締めて2人で34000円でした。
アラカルトはだいたい2000円前後、肉のグリルなどは2600円から3000円台ですね。2人で分けてちょうどよい分量で、いろいろと注文するのがよろし。

というわけで、今週土曜日のホームパーティーにはポロネギと豚肉の黒酢煮込みとこのわさびリゾットの3品を変形させてメニューに取り入れてみようと思いましゅ。

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