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【雑誌掲載記事】
◎物見の塔の王子が見たもの──プリンスと「エホヴァの証人」考 《現代思想2016年8月臨時増刊号・総特集プリンス》
【講演再録】
2009.12.12 大阪・JASE関西性教育セミナー講演会
◎「私」から「公」へのカム・アウト──エイズと新型インフルエンザで考える
【2009年4月日本公開映画『ミルク』〜Harvey Milkとこの時代】
ハーヴィー・ミルクの名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
でも、ないかもしれません。
むかし、というか、いまも、「ハーヴェイ・ミルク」という書き方の方がなじみがあるかもしれません。
知識の有無を含めて、その辺がきっと日本の「状況」だと思います。
ダスティン・ブラックという若い脚本家が、このハーヴィー・ミルクの人生に感動してこれを史実に忠実な映画として再現してみんなに見せたいと思いました。その脚本を読んでガス・ヴァン・サントという結構とんがった映画ばかりを作っている監督が動き、ショーン・ペンを主演にして映画制作が始まりました。
その舞台裏、完成にいたるまでを、アメリカのプロダクションが説明しています。それは英語ですけど、それを注釈とか補足とかを含めながら、日本語でここでご紹介します。
【マジメでためになるゲイ講座】
これは地元ニューヨークの日本人向けニュース誌『OCSニュース』に1999年秋から初回4回と続編の3回にわたってゲイに関する基礎知識なり基礎情報を収集記述した連載コラムです。すでに何年も経っていて、いま読み返すと、いやはや当時の私、かなり頭に来ているようですね。
まあ、NYという地の利を得ながらもなにも理解しようとしない周囲の日本人コミュニティに呆れているわけですが、なんとも若書きがお恥ずかしい。とはいえ、基本的にこの記述はいまでもじゅうぶん有効ではあると思います。タイトルはずばり「マジメでためになるゲイ講座」。こちらでは「マジため」 と略されて、日本人コミュニティのなかでかなり反響がありました。ま、こんなこと、それまでだれもいわなかったことですから。
ということで、NYという場所柄と当時の時代性を鑑みながら、ぜひあなたの「ゲイ理解」の一つの参考にしていただけると幸いです。
その1 『三島由紀夫のストーンウォール』
その2 『We Are Everywhere』
その3 『男社会のホモフォビア』
その4 『ゲイが集まりゃ桶屋が儲かる?』
【続・マジメでためになるゲイ講座】
その1 『反自然な変態は殺されるべきか?』
その2 『目に見える暴力、見えない暴力』
最終回 『いまさら訊くのも恥ずかしかったこんな質問への回答』
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【クイアリーディングへのお誘い】
日本ではまだあまり馴染みがありませんが、これは表象としてのテキストをクイアという偏光板を通して眺め直し、そこに隠されたセクシュアリティ(にまつわるものの正体)をあぶりだそうという手法です。クイアというのは本来は英語の侮蔑語で「ヘンタイ」というほどの意味。でも、ここでは悪い意味ではありません。意味や価値観からも自由なアミーバ運動体みたいなもんです。
太宰治をクィアする(1998.06 ユリイカ臨時増刊 総特集「太宰治 没後50年記念」)
「木乃伊之吉」を救う──あるいはホモフォビアの陥穽'(1998.08 ユリイカ 総特集・島尾敏雄)
クローゼットに迷い込まないための──「ブロークバック山の案内図」(2006.03 yes 創刊2号)
『君の名前で僕を呼んで』試論──あるいは『敢えてその名前を呼ばぬ愛』について(2018.05.11)
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【LGBT】
2006年夏、シカゴで第7回ゲイゲームズ開催(2006.10 yes 創刊4号)
Gay Games シカゴ・ルポ (付録・シカゴ市長の挨拶抄録)
世界の真ん中でJAPANと叫んだスイーマーたち
NYのゲイプライドができるまで
Gay Prideの準備委員会インタビュー(2004年6月)
Gay Pride 参加要項
プライドパレードなどの参加の手引きです(2004年版)
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【その他の書評など】
「国家の品格」というトンデモ本(2006年4月)
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【その他の随想など】
再現・2001/09/11 あの日に何が起きたのか(2002.12『レスキュー』冬号・特集)
2004年のクリスマス(2004.12.24「週刊NY生活」)
北丸雄二のアメリカ談議(毎日新聞・米国サイト2001/01〜2003/12=原稿欠落あり)
2003/12「ギャンブルで未来を占う」〜どうやってネオコンを環視するか?
2003/11「ボギーの時代」〜国民を煽動するのは簡単だ
2003/10「お客様」の領域〜エイズと日本社会の弱点
2003/09「座頭市」が受賞した理由〜ポストモダンを理解したチャンバラ映画
2003/08「正しくなさ」の小さな芽〜長崎の12歳少年の殺人に思う
2003/07「笑いがいじめに変わるとき」〜「ハンミちゃん一家駆け込み事件」をパロディにする精神
2003/06「なぜ、日本にほとんど報道されないのか?」〜ソドミー法の違憲判決の意味
2003/06「もう1つのゴジラ効果」〜アメリカが松井から学んでほしいこと
2003/04「キツネ効果という妖怪」〜Foxニュースが煽るアメリカ世論
2003/04「よい戦争のよくない未来」〜イラク戦争の行方をズバリ予想する
2003/02「オオカミ少年とオオカミと」〜イラク開戦間近のいやな雰囲気
2003/02「やっつけないとわからない」〜北朝鮮への日本のTVの口調
2002/12「残酷な恐怖が支配する」〜映画「「ボウリング・フォー・コロンバイン」に思う
2002/10「ホイッスルブロウワー(笛を吹く人)」〜雪印食品がつぶれたのはだれの責任?
2002/09「失われた土地を求めて」〜9.11テロ跡地に思う
2002/04「年を取るのが惨めでない社会」〜定年制度のないアメリカ
2001/06「真紀子バッシングの正体」〜女はダメだと言いたいオジサン
2001/05「外交官はパーティーがお好き」〜官官接待、外交機密費、外交官特権
2001/04「笑うも手、黙るも手」〜ごまかしの手法の日米格差
2001/03「アイ・アム・ソーリーが言えなくて」〜高校実習船えひめ丸沈没事件
2001/02「リアリティとは何か?」〜日本のTVが元祖のリアリティ番組
2001/01「酒とバラの日々」〜ワインを巡る考察